趣味としての漢検
以前、私は漢検1級を「趣味」と述べました。これは私特有の感覚ではなく、ある程度の共通認識ではないかと思っています。
その理由として、漢検(特に1級)に特有の存在「リピーター」が挙げられるでしょう。
リピーターとは、すでに合格した級に再度受検する人々のこと。
漢検は一度合格すれば失効することはないので、合格した級に再挑戦する必要はない筈ですが、なぜこんな人々が存在するのか。
この点、漢検を「資格試験」として見るか、「趣味」として見るかに違いがあると思います。
「資格試験」であれば、これほど無意味な行為もないですが、「趣味」であればどうでしょう?
趣味とは無意味と言われようが、好きでやること。
よって、漢検1級の受検者は、趣味としてのマインドが強い傾向があると思います。
趣味の弊害
漢検1級は、前述の趣味的マインドの強さに加え、社会的需要が乏しさからか、市販のテキストも少なく、効率的な勉強法を紹介するサイトも少ないのが現状です。
勉強法といえば「日頃から辞書を引きましょう」というようなことが普通に紹介されていることもあり、やはり趣味色が強い検定だということが窺えます(笑)
もちろんこれらを否定するつもりはなく、漢検1級の合格を目指す中では、日常的に漢字に慣れ親しみ、知識として身に着けることは避けられないと思います。
とは言え、いくら趣味だとしても、わざわざ遠回りな学習方法を選ぶ必要もないとは思っています。
本格的に漢字に向き合うのは合格してからでも良い訳で、ひとまず合格を目指し、そのために効率的に勉強をするという需要は充分あるのではないでしょうか。
そういう訳で、このブログでは「趣味だから良し」と片付けるのではなく、合格するための効率的な勉強方法をきちんと紹介していきたいと考えています。
次回投稿以降、具体的な勉強法や取り組む姿勢について、少しずつですが書いていきたいと思います。