JIS第一・第二水準にない漢検配当漢字

漢検

漢検の配当漢字は約6,000字で、JIS第一・第二水準漢字が目安とされています。

ただ「目安」とあるとおり、実際にはJIS第一・第二水準漢字のすべてが範囲ではなく、配当外の漢字も多く含まれています。今回はJIS第一・第二水準に含まれない配当漢字をまとめてみました。

なお、「JIS第一・第二水準に含まれる配当外漢字」については以下の記事をご覧ください。

JIS第一・第二水準漢字のうち漢検配当外の漢字
漢検の配当漢字は約6,000字で、JIS第一・第二水準漢字が目安とされています。ただ「目安」とあるとおり、実際にはJIS第一・第二水準漢字のすべてが範囲ではなく、配当外の漢字も多く含まれています。今回は配当外の漢字をまとめてみました。漢検配...

JIS第一・第二水準漢字に含まれない配当漢字の一覧

漢字辞典オンライン」によると、対象漢字は171字が抽出されます。このうち漢検漢字辞典に掲載のない3字を除いた、168字を対象としました。
JIS第三水準漢字が66字、JIS第四水準漢字は54字、それ以外は48字です(投稿主調査)。遺漏があれば適宜修正する予定です。なお、JIS水準は「漢字辞典オンライン」を参照にしています。
配当内の異字・旧字に当たる字は「第2水準までの異字体」に記載し、その異字体が標準字体であるとされている場合には(標準字体)と記載しています。
「用例など」は主に漢検漢字辞典での用例を参照しています。

漢字JIS水準第2水準までの異字体音読み訓読み用例など
JIS水準外ソウ/ショウはじ(める)見出し語なし。意味に「刱造(そうぞう?)」。
JIS第3水準キョク/コクつと(める)/はげ(ます)「勖厲(きょくれい)」とは精を出して務め励むこと。
JIS第3水準ケン/ゲンうつく(しい)「姸姸(けんけん)」「姸麗(けんれい)」など。いずれもあでやかでうつくしいこと。
JIS第4水準コウ見出し語なし。意味に月に住むといわれる美女という意味の「姮娥(こうが)」。
JIS第3水準ビョウ/ヘイおお(う)/かき/しりぞ(く)/しりぞ(ける)/ついたて「屛風(びょうぶ)」など。「屛息(へいそく)」とは息を殺して慎むこと。
JIS水準外ひいき見出し語なし。意味に「贔屭(ひいき)」。
JIS第3水準ヘイあわ(せる)/なら(ぶ)「幷呑(へいどん)」とは他の勢力を支配下に置くこと。
JIS水準外ホウなげう(つ)/な(げる)/ほう(る)「拋擲(ほうてき)」「拋物線(ほうぶつせん)」など。「放」に書き換えられることが多い。
JIS第3水準サンあつ(まる)/あつ(める)/むら(がる)見出し熟語なし。意味に「攢衆(さんしゅう)」「攢立(さんりつ?)」。
JIS水準外イツはや(い)見出し語なし。意味にハヤブサという意味の「鴥隼(いつじゅん)」。
JIS水準外ケキ/ゲキもず音読みの用例なし。「鶪(もず)の速贄(はやにえ)」。
JIS水準外ゼイぶと/ぶゆ/ぶよ見出し熟語なし。意味に「蚊蜹(ぶんぜい)」。
JIS水準外コウはねつるべ見出し語なし。意味に羽鶴瓶という意味の「桔槔(きっこう/けっこう)」。
JIS第4水準ゲツひこばえ見出し熟語なし。意味に「分櫱(ぶんげつ)」「萌櫱(ほうげつ)」。
JIS水準外ヘン/ベンあかぎれ/たこ見出し語は「腁胝(たこ)」。意味に「腁胝(へんち)」。
JIS第4水準ひつぎぐるま「輀車(じしゃ)」とは高貴な人の葬儀で棺を乗せて運ぶ車。意味に「霊輀(れいじ)」。
JIS水準外ヘン/ベンなら(ぶ)/なら(べる)「騈分(べんぶん)」とは四六駢儷体のこと。意味に「騈肩(べんけん)」等。
JIS水準外ケイこうがい/かんざし見出し熟語なし。意味に「玉筓(ぎょっけい)」「金筓(きんけい)」。
JIS第3水準あら(い)/おお(きい)/ほぼ/くろごめ「麤枝大葉(そしたいよう)」とは自由に筆をふるって文章を書くこと。「麤笨(そほん)」とはあらくて大まかなこと。
JIS水準外チュウよ(む)「籒書(ちゅうしょ)」とは漢字の書体の一つ。
JIS第4水準ゼンひげ/ほおひげ「髥虜(ぜんりょ)」とは髭を生やしたえびす、西洋人を蔑んでいう語。意味に「鬚髥(しゅぜん)」「霜髥(そうぜん)」等。
JIS水準外キョウむつき/せおいおび見出し語なし。意味にせおいおびという意味の「繦褓(きょうほう)」。
JIS第4水準サンあつ(める)/つ(ぐ)見出し語なし。意味に「纘継(さんけい?)」等。
JIS水準外コン「衮冕(こんべん)」とは天子の礼服と礼服を着た時にかぶる冠。「衮竜(こんりょう)の袖に隠れる」とは、天子の権威の陰で勝手にふるまうこと。
JIS第4水準シャ/ヨあらた/やきはた見出し語なし。意味に「畬田(よでん/しゃでん)」。
JIS水準外サン/センうば(う)/と(る)「篡奪(さんだつ)」とは君主を滅ぼして地位や権力を手に入れること。
JIS水準外ジ/シう(む)/しげ(る)/つと(める)標準字は「孶」の4画草冠。「孶孶(しし)」とは物事に熱心に取り組むさま。
JIS第4水準ホウたす(ける)/なかま「幫間(ほうかん)」とは太鼓持ちのこと。「幫助(ほうじょ)」とは力を添えて助ける、違法な行為の実行を助けること。
JIS第3水準タイ「瑇瑁(たいまい)」とはウミガメ科のカメ。「「瑇玻盞/「瑇皮盞(たいひさん)」とは昔中国江西省の吉州窯(きっしゅうよう)で作られていた茶碗。
JIS水準外ヘイ/ホウはし(る)/ほとばし(る)「逬出(へいしゅつ)」とはほとばしり出ること。「逬発(ほうはつ)」とは勢いよく発すること。
JIS水準外麕(標準字体)キン/クンくじか/のろ/むら(がる)「麕至(くんし)」とは群がってやってくること。
JIS第4水準箚(標準字体)サツ/トウさ(す)/しる(す)/もうしぶみ「箚記(さっき/とうき)」とは随想録のこと。
JIS第3水準濾(標準字体)ロ/リョこ(す)「濾過(ろか)」とは液体や気体をこして固形の不純物を取り除くこと。
JIS水準外躄(標準字体)ヘキいざ(る)「躄魚(いざりうお)」とはイザリウオ科の海魚。
JIS水準外楡(標準字体)にれ見出し語なし。意味に「桑楡(そうゆ)」「枌楡(ふんゆ)」。
JIS第3水準螂(標準字体)ロウ見出し語なし。意味にカマキリという意味の「螳螂/蟷螂(とうろう)」。
JIS第3水準晰(標準字体)セキあき(らか)見出し語なし。意味に「明晰(めいせき)」。
JIS第4水準晢(標準字体)セツ/セイあき(らか)/かしこ(い)見出し語なし。意味に「晢晢(せつせつ」「昭晢(しょうせつ)」。
JIS第4水準鴃(標準字体)ゲキ/ケツもず「鴃舌(げきぜつ)」とは意味の分からない外国の言葉のこと。
JIS水準外揶(標準字体)からか(う)「揶揄(やゆ)」とはからかうこと。
JIS水準外恤(標準字体)シュツ/ジュツうれ(える)/あわ(れむ)/めぐ(む)「恤民(じゅつみん)」とは人民を憐れんで金品を施すこと。意味に「救恤(きゅうじゅつ)」「賑恤(しんじゅつ)」等。
JIS水準外怱(標準字体)ソウあわ(てる)/いそ(ぐ)「怱卒(そうそつ)」とはあわただしいこと。
JIS水準外坎(標準字体)カンあな「坎軻(かんか)」とは車がつかえて行き悩むさま、または志を得ないで不遇なさま。
JIS第4水準あげまき見出し語なし。
JIS第4水準むささび意味に「鼯鼠(ごそ)」。見出し語は「鼯鼠(むささび/ももんが)」。
JIS水準外エンもぐら/もぐらもち意味に「鼴鼠(えんそ)」。見出し語は「鼴鼠(もぐら)」。
JIS第3水準エンもぐら/もぐらもち「鼴」の許容字体。
JIS第3水準ホウ/ロウおお(きい)/みだ(れる)見出し語なし。意味に「龐錯(ほうさく?)」
JIS第3水準チョク/シツのぼ(る)/さだ(める)見出し語なし。意味に「品騭(ひんしつ)」。「隲」はJIS第2水準だが漢検漢字辞典には許容字体としての掲載なし。
JIS第3水準リン見出し語なし。まだら模様の馬の意味。
JIS第3水準えり国字。見出し語なし。「えり」とは漁具の一つ。
JIS第4水準かます見出し熟語なし。「かます」とは魚の名。
JIS水準外なまず国字。見出し語なし。「なまず」とは魚の名。
JIS第4水準ハン/バンはまち見出し熟語なし。「はまち」とは魚の名。ブリの幼魚。
JIS水準外いわな国字(諸説あり)。見出し熟語なし。「いわな」とは魚の名。
JIS第4水準おおぼら国字。見出し語なし。「おおぼら」とは魚の名。
JIS第4水準こち/まて国字。見出し熟語なし。「こち」とは魚の名、「まて」とはマテガイの別称。
JIS第3水準うぐい国字。見出し語なし。「うぐい」とは魚の名。
JIS水準外すばしり国字。見出し語なし。「すばしり」はボラの幼魚。
JIS第4水準ベン/メンにべ「鮸膠(にべ)」とはニベ科の海魚の浮袋から作ったにかわ。「にべ」とは魚の名。
JIS第4水準はや/はえ/わかさぎ国字(諸説あり)。見出し熟語なし。「はや」「はえ」「わかさぎ」はいずれも魚の名。
JIS第4水準はらか国字。見出し語なし。「はらか」とはニベかマスの別称。
JIS第4水準むろあじ国字。見出し語なし。「むろあじ」とは魚の名。
JIS第4水準トウおこぜ見出し熟語なし。「おこぜ」とは魚の名。
JIS第4水準えそ国字。見出し語なし。「えそ」とは魚の名。
JIS第3水準ジン/シンえい見出し熟語なし。「えい」とは魚の名。
JIS第3水準センうつぼ/ごまめ「鱓(ごまめ)の歯軋り」とは能力のないものが悔しがってもどうしようもないことのたとえ。
JIS第4水準ゴウかぶとがに「鱟魚/鱟(かぶとがに)」とは節足動物の総称。
JIS第4水準はたはた見出し語なし。「はたはた」とは魚の名。
JIS第4水準リョウからすみ「鱲子(からすみ)」とはボラやサワラの卵巣を塩漬けにして圧搾・乾燥させた食品。
JIS第3水準とき国字。見出し語なし。「とき」とは鳥の名。
JIS水準外かけす国字。見出し語なし。「かけす」とは鳥の名。
JIS第4水準いすか「鶍(いすか)の嘴(はし)」とは物事が食い違って思い通りにならないことのたとえ。
JIS水準外きくいただき国字。見出し語なし。「きくいただき」とは鳥の名。
JIS第4水準セイ見出し語なし。意味に「鵁鶄(こうせい/ごいさぎ)」。
JIS第3水準ウンつつ(む)/おさ(める)/かく(す)見出し語なし。意味に「韞価(うんか?)」「韞玉(うんぎょく?)」。
JIS水準外頽(標準字体)タイくず(れる)「頽唐(たいとう)」とは崩れ落ちること等。「退」に書き換えられることが多い。
JIS第4水準テイあか見出し熟語なし。意味に「赬尾(ていび?)」。
JIS第3水準ジュ見出し語なし。意味に「顳顬(じょうじゅ/こめかみ)」。
JIS第3水準はばき国字。「鎺金(はばきがね)」とは刀の刀身が鞘から抜け出さないように鍔元を押さえる金具。
JIS第3水準闘(標準字体)トウたたか(う)「闘」の異字体。
JIS第3水準コウつのさかづき見出し熟語なし。意味に「銀觥(ぎんこう)」。漢検漢字辞典では「兕觥(じこう」も意味に掲載するが「兕」は配当外。
JIS第3水準タ/ダつまず(く)見出し語なし。意味に「蹉跎(さた/さだ)」。
JIS水準外あぐら見出し語なし。意味に「踑踞(ききょ)」。
JIS第3水準キョウ/キャク/キョクあ(げる)/おご(る)/かんじき見出し熟語なし。
JIS第4水準せがれ国字。見出し語なし。「せがれ」とは自分の息子の謙称。
JIS第3水準ふえ見出し語なし。意味に「竽笙(うしょう?)」「瑟竽(しつう)」。
JIS第3水準ソウ/ショウふご/かご/めしびつ見出し語なし。意味に「斗筲(とそう)」。
JIS第4水準ちのふえ見出し語なし。
JIS第4水準しんし国字。「籡張(しんしは)り」とは布の両端に籡をさし渡して布をぴんと張ること。
JIS第3水準ロク/リョクふみ見出し語なし。意味に「図籙(とろく)」「符籙(ふろく)」。
JIS第3水準ぬかみそ国字。見出し語なし。意味に「糂粏(じんた/ぬかみそ)」。
JIS第3水準サン/シンこながき/めしつぶ「糝粉(しんこ)」とは白米を水でさらした後日に乾かして粉にしたもの。
JIS水準外ゲツもやし/こうじ見出し熟語なし。
JIS第4水準ジンなわ/むす(ぶ)見出し語なし。
JIS第3水準あやぎぬ見出し語なし。意味に「綦巾(ききん)」。
JIS第3水準ウン/オンふるわた/おくぶか(い)「縕袍(どてら)」とは綿を入れた広袖の着物。意味に「縕袍(おんぽう)」「縕奥(うんおう/うんのう)」。
JIS第4水準シャク/キョウいぐるみ/まつ(わる)/かえ(す)/おさ(める)見出し語なし。
JIS第3水準コウわた/わたいれ見出し熟語なし。意味に「纊綿(こうめん?)」「纊衣(こうい?)」。「絋」はJIS第2水準だが漢検漢字辞典には許容字体としての掲載なし。
JIS第3水準グウなら(ぶ)/たぐ(い)見出し熟語なし。意味に「耦語(ぐうご?)」「対耦(たいぐう)」「匹耦(ひつぐう)」等。「偶」に近い。
JIS第3水準すさ国字。「すさ」とは罅割れを防ぐために切り刻んで壁土に混ぜる藁・紙・麻などのこと。
JIS第3水準まめがら見出し語なし。意味に「豆萁(とうき)」。
JIS第3水準ヨク「薏苡明珠(よくいめいしゅ)」とは無実の疑いをかけられること。「薏苡(よくい)」とはハトムギという意味。
JIS第3水準臈(許容字体)ロウく(れ)見出し語なし。意味に「上﨟(じょうろう?)」。
JIS水準外シ/チつのとら見出し語なし。意味に想像上の獣の名「委虒(いし)」。
JIS第4水準テイ見出し語なし。意味に「蜻蜓(せいてい/とんぼ)」。
JIS第4水準エンなつぜみ「蝘蜓(とかげ)」とはトカゲ科の爬虫類の総称。意味に「蝘蜓(えんてい/やもり)」。
JIS第4水準ラツさそり「蝲蛄(ざりがに)」とはザリガニ科のエビ。意味に「蝲蛄(らっこ/ざりがに)」。
JIS第3水準ゲンなつご見出し語なし。意味に「蠑螈(えいげん/いもり)」。「なつご」とは夏の蚕。
JIS水準外トウなつぜみ見出し語なし。意味に「螗蜩(とうちょう)」。
JIS第4水準インみみず見出し語なし。
JIS第4水準だに国字。見出し語なし。
JIS第4水準ケイ「蟪蛄(けいこ)は春秋を知らず」とは人生のはかないことのたとえ。「蟪蛄(けいこ)」とはセミの一種。
JIS第3水準タイさそり見出し熟語なし。意味に「蜂蠆(ほうたい)」。
JIS第3水準レン見出し語なし。意味に「蜚蠊(ひれん/あぶらむし/ごきぶり)」。
JIS第4水準ベツけが(す)/はなぢ/はずかし(める)見出し熟語なし。意味に「汚衊(おべつ?)」。標準字体はつくりの下部が「戍」ではなく「戌」。
JIS第3水準テイ/チョウはだか/ひとえ見出し語なし。意味に「裸裎(らてい)」。
JIS第3水準バイ/マイ「玫瑰(はまなす)」とはバラ科の落葉低木。意味に「玫瑰(ばいかい/まいかい)」。
JIS第3水準センたま見出し語なし。
JIS第4水準しび(れる)/しび(れ)見出し語なし。意味に「痲痹(まひ)」。
JIS第3水準エイこぶ見出し語なし。意味に「癭瘤(えいりゅう)」「柳癭(りゅうりゅう?)」。
JIS水準外レンひきつ(る)見出し語なし。
JIS第3水準ソウくろ/くろ(い)/どんぐり/しもべ/うまや/かいばおけ「皁莢(さいかち)」とはマメ科の落葉高木。意味に「皁衣(そうい?)」「皁隷(そうれい?)」。
JIS第4水準コツはたら(く)「矻矻(こつこつ)」とはたゆまずに精を出して働くさま。
JIS第4水準コウまこと見出し語なし。意味に「悾悾(こうこう?)」。
JIS第4水準カイ/カツ/ケイむさぼ(る)/おど(す)/いこ(う)見出し熟語なし。意味に「玩愒(がんかい)」「恫愒(どうかつ)」。
JIS第4水準ゴウおご(る)「慠慢(ごうまん)」とは威張って人を見下すさま。意味に「慠邁(ごうまい)」。
JIS第3水準むし(る)国字。見出し語なし。
JIS水準外ヤク/アクつか(む)/おさ(える)見出し語なし。意味に「搤腕(やくわん?)」。
JIS水準外ショウつ(く)見出し語なし。
JIS水準外カンく(れる)/おそ(い)見出し熟語なし。意味に「旰食(かんしょく?)」「旰昃(かんしょく)」。
JIS第4水準サイさら(す)「曬書(さいしょ)」とは書物を日にさらして虫干しすること。
JIS第3水準ソウ見出し熟語なし。意味に「腠理(そうり?)」。
JIS第3水準かせ国字。見出し語なし。「かせ」とは紬糸を巻き取る道具。
JIS第4水準コウよこぎ/くろつぐ「桄榔/桄榔子(くろつぐ)」とはヤシ科の常緑低木。意味に「桄榔(こうろう)」。
JIS第4水準しきみ国字。見出し語なし。「しきみ」とは木の名。
JIS第3水準セツ/タツうだつ/うだち/つえ「梲(うだつ)が上がらぬ」とはそれなりの努力はしても運がなく、いつまでたってもよい境遇になれないこと。
JIS第3水準こまい国字。見出し語なし。「こまい」とは屋根や壁の下地に組む細い竹。
JIS第4水準キョク/キョウかんじき見出し熟語なし。
JIS第3水準トウかまち見出し語なし。「档」はJIS第2水準だが漢検漢字辞典には許容字体としての掲載なし。
JIS第3水準エツしゃっく(り)/しゃく(り)/しゃく(る)/むかつ(く)見出し熟語なし。
JIS水準外オ/アクいか(る)見出し語なし。
JIS第4水準タツ見出し語なし。意味に鳥の鳴き声という意味の「嘲哳(ちょうたつ/とうたつ)」。
JIS第4水準インな(く)見出し語なし。意味に「喑唖(いんあ)」「喑黙(いんもく?)」。
JIS第3水準レイといし/と(ぐ)/はげ(しい)/はげ(む)/えやみ/や(む)/わざわ(い)「厲精(れいせい)」とは精を出して努め励むこと。意味に「災厲(さいれい)」「砥厲(しれい)」等。
JIS水準外ザン/サン見出し語なし。意味に不揃いなさまという意味の「儳厳(ざんがん)」、割り込むという意味の「儳越(ざんえつ?)」。
JIS第3水準セイすず(しい)/さむ(い)見出し熟語なし。
JIS第3水準アイおくび/ああ「噯気(おくび)にも出さぬ」とは心の底に秘めていて、それらしいそぶりも見せないこと。意味に「噯気(あいき)」。
JIS第3水準ヒンひそ(める)/しか(める)/ひそ(み)見出し熟語なし。意味に「嚬呻(ひんしん)」。
JIS水準外ロウ/ルつか見出し語なし。意味に「蟻塿(ぎろう)」。
JIS第3水準ケンつちぶえ見出し語なし。
JIS第4水準キョウぼうふら見出し語なし。意味に「孑孒(げっきょう)」。
JIS第3水準セツすす(る)/の(む)見出し熟語なし。
JIS第3水準シュとうしん/ともしび/や(く)/た(く)見出し熟語なし。意味に「炷香(しゅこう?)」。「とうしん」とは灯心のこと。
JIS第3水準サイにら(ぐ)/や(く)見出し熟語なし。意味に「焠掌(さいしょう?)」。
JIS第3水準ユウまど/みちび(く)「牖中(ゆうちゅう)に日を窺う」とは視野の狭いたとえ。意味に「牖戸(ゆうこ?)」「牖民(ゆうみん?)」。
JIS水準外ヒョウはし(る)/つむじかぜ見出し語なし。意味に「猋風(ひょうふう?)」。
JIS第4水準センか(り)/か(る)/ころ(す)見出し語なし。
JIS第4水準ゲツひこばえ/わきばら/わざわ(い)見出し熟語なし。意味に「孼牙(げつが)」「妖孼(ようげつ)」等。
JIS第3水準ゲツひこばえ/わきばら/わざわ(い)「孼」の許容字体。
JIS水準外ガロン国字。「ガロン」とは容量の単位。
JIS第3水準テイたちもとお(る)「彽徊(ていかい)」とは「低回」のこと。「低」に書き換えられることが多い。
JIS水準外欅(標準字体)キョけやき見出し熟語なし。「けやき」とは木の名。
JIS第3水準テツ/ソウめ/めば(える)見出し語なし。
𬵪JIS水準外あおさば/さば見出し語なし。「さば」とは魚の名。
𩶗JIS水準外いさざ見出し語なし。「いさざ」とは魚の名。
𫒼JIS水準外さかほこ見出し語なし。「さかほこ」とは逆さのほこ。
𣶏JIS水準外ショウ見出し語なし。意味に「汎𣶏(ほうしょう)」。

以上、JIS第一・第二水準漢字にない配当漢字168字でした。
大きな傾向として、①異字体、②国字、③動植物の名称(主に熟字訓)として用いられる漢字が、JIS水準にかかわらず選抜されているようです。
異字体はともかく、国字や動植物名で用いる漢字については、必ずしも選抜基準が不明なところもあり、漢検配当漢字の謎は深まるばかりです。

参考資料

1.広辞苑

2.漢検 漢字辞典

3.漢字辞典オンライン