漢検1級 おすすめテキスト

漢検

漢検1級合格を目指すに当たり、私が使っていたテキストを紹介します。

現在は絶版となっているものもありますが、中古品ではまだ出回っていると思いますので、ご参考までに。

問題集

①完全征服「漢検」一級/日本漢字教育振興会 (編)

漢検が公式に出していたもので、「読み」・「書き」の分野に分かれた問題集になっています。

近年の出題例に比べると難易度は低めの問題が多い印象ですが、逆に言うとこれでつまずいているようだと合格は難しいということです。まずはこれを網羅することから始めるのが良いでしょう。

※現在は増補版が出ていますので、こちらがお勧めです。

②漢検1級 分野別 精選演習/(公財)日本漢字能力検定協会(編)

①のリニューアル版の公式問題集です。

形式はほぼ同じですが、問題内容が近年の出題傾向に近くなっているので、より実践的な学習が望めるかと思います。リニューアル版と言いつつ、①との重複が少なく、個人的には①・②は両方とも取り組んだ方が良いと思っています。

③漢字検定1級 合格! 問題集 (新星出版社)/漢字学習教育推進研究会 (編)

ここからは非公式問題集です。形式は①・②に近い形ですが、巻末に模擬問題がついています。

答えが赤シートで隠せるのが少し便利(?)かも知れません。難易度は②に近く、基本から応用まで幅広く収録されている印象です。
なお、毎年のように「〇〇年度版」と出ていますが、出題形式に変更がない限りはほぼ同じ内容なので、最新年度版を常に買い替える必要性は薄いかと思います。

よく出る!漢字検定1級本試験型問題集(新星出版社)/一校舎漢字研究会 (編)

本試験と同じ形式の問題集が17回分収録されている問題集です。①~③をある程度こなした後の方が良いかも知れません。
難易度としては③と同レベルくらいかと思います。全体的にバランスが良く、本番対策に向きます。

⑤本試験型 漢字検定1級試験問題集(成美堂出版)/成美堂出版編集部(編)

④同様に本試験型の問題集です。

比較的難易度が高く、他の問題集で出題されないような問題も多い印象です。このテキストで高得点を取れると、本番でも期待が持てるようになるかと思います。

過去問

⑥漢検1級/準1級 過去問題集/(公財)日本漢字能力検定協会(編)

過去問は漢検公式から毎年発刊されています。

私は当時1年分しかやりませんでしたが、きちんと合格を目指すのであれば最低5年分程度をやるのがベターかと思います。なお、昨年度以前の版は書店では販売されなくなるので、古本店やネット通販で買い求めましょう(国会図書館から取り寄せるという方法もあるようです。)

辞典

⑦漢検 四字熟語辞典

漢検1級の勉強法でも触れましたが、四字熟語の学習が漢検合格においては重要です。

これは過去問や問題集では足りないので、辞典を購入して網羅的に取り組みました。四字熟語についての考察は別の記事で上げようと思います。

⑧漢検 漢字辞典

漢検の出題範囲はほぼこの辞典がベースです(近年は辞典にない出題も散見されますが。)
この辞典の内容を網羅していれば満点合格すら見えてきますが、基本的には問題集・過去問で知らない単語が出てきた際に参照する、という使い方でしょう。
なお、私が受検した当時は購入していませんでしたが、近年はマニアックな出題も増加しており、辞典の必要性は大きくなっているとは思います。

終わりに

以上が、おすすめのテキストでした。

漢検漢字辞典のみ当時持っていなかったテキストですが、このブログの作成にあたって頻繁に使用していますので、あえて載せています。
ただ、辞典はあるに越したことはないでしょうが、まずは問題集と過去問を優先させた方がモチベーション維持に繋がるかと思いますので、個人的にはテキストから揃えてやってみるのが良いかとは思います。